ブランドを創る上で、その商品(または店舗や業態)のブランド・コンセプトを明確にする必要があります。
ブランドコンセプトとは、つまり「その商品が提供できる心理的な心地よさ」のことであり、
それをどのように提供したいか。提供できるかによって決めていくのです。
「心理的心地よさ」とは、便利さ・早さ・安さ・大きさなどの「物理的心地よさ」とは異なるものです。
例えば「安い」というような物理的心地よさは、「安いものがこんなにたくさんある」というような
「心理的心地よさ」を提供するための一手段なのです。
それが決まれば、次はそれらが理想的なレベルで実現できたときのことを想像してみましょう。
そうすればその商品が社会に対してどのような貢献ができるのかという存在意義が見えてきます。
そしてこの5つの工程に沿ってブランド戦略を構築していくのです。
ただ単にビジュアルを創りこむだけではなく、「その意図」「その戦略」こそが
ブランディングを推進していく上で重要なのです。